早期発見・早期支援
神経の発育成長の主な敏感期は、幼児期にあるので、早期での介入(早期発見・早期支援)を重視しています。
診断よりまず介入を
診断の有無や種類にとらわれず、疑わしい段階までも含めて、保護者の「気づき」の段階から、言語や社会性の発達が著しくある幼児期に、まずは介入を開始します。
学びの素地づくり
環境調整への配慮を軸に、
「心理的安全基地」と「成功体験」という“学びの素地”をつくっていきます。
個別プログラム/アセスメント
幼児期には、生理的、身体的な諸条件や生育環境の違いにより、一人一人の心身の発達の個人差が大きくあります。
現在の全体的な発達や生活の状態や程度、好み、学習歴、訓練環境などの情報を集め、基本的なプログラムを下地として、本人の特性や環境に合わせてアレンジしていきます。
家庭生活へつながる親子での学び
通所利用は、親子一緒に来所いただくことを、原則としています。送迎サービスは、行っていません。
レッスン実施時に、保護者の方々には個室の外から、レッスン時の子ども本人の様子や反応、指導員の対応等をご覧いただくことができます。
残念ながら我々職員は、お子さんの日々の生活の内わずか数時間と部分的にしか、直接的に介入することができません。
そのため、レッスン時以外においても、日々の生活上での「行動を分析」し、お子さん本人の側で長くいらっしゃるご家族だからこそ、見えて、分かって、できることがあるのだと、我々は考えています。
他者との関わり
子どもは、大人との信頼関係を基にして、子ども同士の関係をもつようになります。
このような相互の関わりを通じて、身体的な発達及び知的な発達とともに、情緒的、社会的及び道徳的な発達が促していきます。
課題や悩みを行動で計る
悩みを具体的な行動に置き換え。
行動を分析し、具体的な行動の記録をとり、行動の記録は、実践の効果が表れているかを計る物差しにもなります。
応用行動分析(ABA)
応用行動分析(Applied Behavior Analysis ; ABA)の手法を、事業所の活動全体を通じて用いていきます。
個人にのみアプローチするのではなく、周囲の環境にアプローチすることで、コミュニケーションや適切な行動を成立させることを重視します。
悩みや心配を具体的な行動に置き換えて考え、その行動に随伴する機能を予測し、環境条件を変更して行動の制御をねらう介入を行います。
個人にのみアプローチするのではなく、周囲の環境(人的環境・物的環境)にアプローチすることで、コミュニケーションや適切な行動を成立させることを重視します。
- ABA は、環境条件を探る
- 「行動」は、環境との相互作用の結果
- プログラムは、一人ひとりの課題に合わせたオリジナル
- ABA は、治療や教育という枠組みだけに用いられるものではありません。
- にじいろデイズが行うABA の手法を用いた支援においては、障害の有無や種類を問いません。ABA は、“障害”と呼ばれるものを分析の単位とするのではなく、一人ひとりの“行動”を分析の単位にします。
行動変容の原理
行動分析学は、行動の法則を明らかにする科学であると同時に、行動の問題を改善していこうとする実践的な側面も合わせもっている。
行動分析学の「分析」とは、
「原因を突きとめること」
「現状に対してある新しい条件を加え、対象となる行動の変化を見ること」
行動随伴性(Behavioral contingency)= 行動とそれがもたらす効果の関係
行動分析学の根幹=行動随伴性によって行動をとらえる見方